アルミ鋳造・機械加工ソリューションの鋳造3つの特長
1 最薄1mmまで薄肉化が可能な高い技術力
一般的に砂型鋳造では2mm~3mmの薄肉が限界だとされていますが、アルミ鋳造・機械加工ソリューションでは、最薄1mmまで薄肉化が可能です。そうした高い技術力をもとに、ダイキャストからの工法転換や鋳物の形状変更などのVA・VE提案を数多く実施し、品質向上や軽量化を実現しています。
2 小物から大物まで様々なサイズと材質に対応
アルミ鋳造・機械加工ソリューションでは、50ミリ角~1000ミリ角までの鋳造に対応しています。また、AC4AやAC4Cといった通常の材質はもちろんのこと、AC2A、AC2B、AC3A、AC4B、AC4CH、AC4D、AC7A、AC8Bといった特殊な材質、さらには銅・真鍮の鋳造・加工も行っています。
3 5つの鋳造プロセスにより様々なニーズに対応
アルミ鋳造・機械加工ソリューションでは、自社内で5つの鋳造プロセス(生型・自硬性鋳型・アルカリフェノール・コールドボックス・金型)を有しています。生型は、小物から大物まで幅広く対応できます。自硬性鋳型は、鋳型の表面安定性が高く、鋳肌が綺麗です。アルカリフェノールでは、自硬性鋳型より細かい砂を使用して、より細やかな鋳物の面粗度(表面粗さ)を実現しています。コールドボックスは、砂の流動性が良く寸法精度も高いです。金型は、砂型鋳造より寸法精度や機械的性質に優れます。用途に合わせて別途ラインを設置し、お客様の様々なニーズに合うための設備を整えています。
アルミ鋳造・機械加工ソリューションが提供する 技術・サービス
アルミ鋳造・機械加工ソリューションの 製品事例
自動車用エンジン部品
材料名 AC4B
業界 自動車・CASE
工程 木型→鋳造→検査
自動車用ヒートインシュレーター
材料名 AC4B
業界 自動車・CASE
工程 木型→鋳造→仕上→熱処理→加工→測定検査→サブアッシー
半導体装置用ケース
材料名 AC4CH
業界 半導体・通信機器
工程 木型→鋳造→仕上→熱処理→加工→測定検査→サブアッシー
自動車用ファンケース
材料名 AC4B
業界 自動車・CASE
工程 木型→鋳造→仕上→加工→測定検査
鉄道車両用構体パネル
材料名 A5083
業界 鉄道
工程 プログラミング→加工→検査
農業機器用フランジ
材料名 AC4A
業界 農業機械
工程 木型→鋳造→仕上→加工→測定検査
半導体製造装置用ベース
材料名 AC4CH
業界 半導体・通信機器
工程 木型→鋳造→仕上→熱処理→加工→測定検査→サブアッシー
電力設備用スイッチケース
材料名 銅・真鍮
業界 電力・エネルギー
工程 木型→鋳造→仕上→加工→測定検査→耐圧検査
鉄道向け制御装置用カバー
材料名 AC4CH
業界 鉄道
工程 金型→鋳造→仕上→熱処理→PT検査
鋳造 技術コラム
アルミニウム合金鋳物の種類とそれぞれの特徴について(1)
アルミ鋳物は、アルミニウム合金自体の性能である軽量で熱・電気伝導、耐食性、リサイクル性に優れており、外観も美観であるという特徴があります。特に自動車部品や航空機部品、船舶部品等の輸送機械業界で幅広く使用されています。
鋳物の試作に砂型鋳造が適している理由
鋳物を量産する前には必ず試作を実施します。その試作工程では、砂型鋳造という鋳造方法が適しています。こちらの記事では、その理由についてお伝えします。
鋳物のひけ巣(ざく巣)の原因とその対策
アルミ鋳物のひけ巣(ざく巣)でお困りではございませんでしょうか。当社では、様々な工夫とノウハウの蓄積で、ひけ巣の予防を実現しています。ひけ巣のことでお困りごとがございましたら、お気軽にご相談ください。